インプラントの素材「チタン」は金属アレルギーでも大丈夫?|だいご歯科 戸田公園おとなこども歯科・口腔外科・矯正歯科|戸田市本町・戸田公園駅の歯医者

〒335-0023 埼玉県戸田市本町5-13-26
江口戸田公園ビル2F

戸田公園駅西口より徒歩2分

駐車場3台あり

トピックス TOPICS

インプラントの素材「チタン」は金属アレルギーでも大丈夫?


インプラント治療を検討する際、素材による金属アレルギーに不安を感じる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。


現在の治療においては、顎の骨に定着しやすいチタンが主に採用されています。金属の一種であるチタンはアレルギー反応が起きにくい性質を持ち、さまざまな医療分野で活用される素材です。 


今回は、インプラントにチタンが選ばれる理由や、治療前にできるアレルギー対策について解説していきます。


■インプラントの素材に「チタン」が選ばれる理由

歯科インプラントに純チタンやチタン合金が標準的に採用されているのには、素材としての特性が関係しています。


◎骨と直接結合する「オッセオインテグレーション」

チタンは骨と良好な結合関係を作りやすいとされ、骨とインプラントの間に余計な組織を挟まずに一体化した状態をオッセオインテグレーションと呼びます。


チタンやチタン合金が広く使われる背景には、表面の酸化被膜をはじめとする生体適合性が関係しているのが特徴です。


この性質こそが、現代のインプラント治療を支える基盤と言えるでしょう。顎の骨にしっかり定着するため、ご自身の歯に近い感覚で噛む機能の回復が期待できます。


◎過酷な口腔内環境に耐えうる耐久性

奥歯には食事のたびに大きな力がかかり、最大咬合力は数百N台とする報告もあります。チタンは軽量でありながら、こうした噛む力に耐えられる強度と耐食性を併せ持つ素材として用いられています。


お口の中は常に唾液が存在し、温度変化や細菌環境もある過酷な条件ですが、チタンは表面の酸化被膜によって腐食が抑えられやすい特性を持っています。


※摩耗や異種金属の組み合わせなどの条件次第では、
腐食や金属溶出が増える可能性も示唆されています。


Validation of a New Measuring Instrument for the Assessment of Bite Force


■インプラントのチタンは金属アレルギーでも大丈夫?

チタンは金属の中でも過敏反応が起きにくいとされています。ただし、まれにチタン過敏症が疑われる報告もあるため、体質や既往歴を踏まえて確認することが大切です。


◎酸化被膜が金属イオンの溶出を抑える

金属アレルギーは、金属が汗や唾液に触れてイオンとして溶け出し、体内のタンパク質と結合してアレルゲンとなることで発症する仕組みです。


チタンは表面に不動態被膜という酸化被膜を作るため、腐食や金属成分の溶出が抑えられやすい素材と言えます。このバリアによって体液に触れても放出されにくく、アレルギー反応が起きにくい構造となっています。


◎医療現場での使用実績

ネット上では体に悪いと検索されることもありますが、チタンは生体親和性が高い素材として知られています。


実際には歯科分野にとどまらず、幅広い医療現場で採用されてきました。

たとえば、整形外科の人工関節や骨折治療のボルト、心臓のペースメーカーなど、体内に埋め込む医療機器としての使用実績が豊富にあります。


チタンとは、医療のさまざまな分野で信頼され、広く活用されている素材なのです。


■治療前にできる金属アレルギー対策と確認事項

チタンのアレルギーリスクは低いとされていますが、体質には個人差があるため、反応が全く出ないとは言い切れません。治療前の対策や確認事項をお伝えします。


◎過去の保険治療の「銀歯」が原因である可能性

金属アレルギーを心配されている方のなかには、過去に入れた保険適用の銀歯が不調の原因となっているケースもあります。


保険診療で使われる合金には、アレルギー反応が出やすい成分が含まれていることが少なくありません。 お口の中の環境によっては、こうした金属成分が少しずつ溶け出すこともあるとされています。


そのため、インプラント治療の前に現在お口に入っている金属の種類を把握し、全体の環境を見直すことも有効な選択肢です。


◎不安な場合は事前のパッチテストで確認 

アレルギー体質の方や不安がある場合は、事前に皮膚科などでパッチテストを受けることが可能です。 


ただ、チタンの過敏症は皮膚の検査だけで正確に診断するのが難しい側面を持っています。 そのため、これまでのアレルギー歴や症状、他の金属への反応なども含めて、医師が総合的に判断していく流れが一般的です。


万が一、チタンが体質に合わないと判断された場合でも、ジルコニアという金属を使わないセラミック素材でインプラント治療を行えるケースがあります。当院ではジルコニアを使用したアバットメントも取り扱っています。


■金属アレルギーが心配な方もまずはご相談を

インプラントの素材であるチタンは、表面の不動態被膜により腐食や金属溶出が抑えられやすく、生体適合性が高い素材として広く用いられてきました。


ネット上にはさまざまな情報があふれていますが、体質には個人差があるため、既往歴や口腔内の金属状況をしっかりと確認したうえで治療を進めることが重要です。


だいご歯科では、患者さまのお口の状態や体質を適切に把握するため、事前のカウンセリングや検査に力を入れています。金属アレルギーに不安を感じる方や、過去に入れた銀歯が気になる方など、どのようなことでもお気軽にお話しください。


だいご歯科
戸田公園おとなこども歯科・
口腔外科・矯正歯科

歯科医師
⇒院長の経歴はこちら