年齢別のお口のケアについて

成長に合わせて変わるお口のケア
今、大切にしたいことを見つけましょう
戸田市本町・戸田公園駅近くにある当院では、乳幼児期から学童期、思春期にかけての年齢別のお口のケアに力を入れています。成長にともない、むし歯や歯並び、口腔機能の課題は変化していきます。お子さまの発達段階に応じて、予防や指導の内容を見直しながら、健やかな口腔環境づくりをお手伝いしますので、気になる癖やお口のトラブルがあれば、早めのご相談をおすすめします。
TROUBLE
このような場合はご相談ください
- 乳歯のむし歯が心配
- 指しゃぶりがやめられない
- フッ素は何歳から使えるの?
- 永久歯がなかなか生えてこない
- 歯みがきを嫌がる
- 仕上げみがきをいつまで続ければいい?
- 小学校入学前に歯科検診を受けるべき?
- 中学生になってからの口臭が気になる
年齢別にみるお口のケアと注意点
3ヵ月

「吸う」からはじまる、
お口の発達の第一歩
生後間もない時期は、吸啜反射や探索反射など、生きるために必要な本能的な動きが活発です。唇や舌の動きが重要な役割を果たすこの時期は、抱っこの姿勢や授乳の姿勢にも注意し、口まわりの筋肉が健やかに働く環境を整えることが大切です。お口を拭くケアは、清潔を保つだけでなく、触れられることに慣れる練習にもなります。
6ヵ月

「ごっくん」の練習は
健やかな食べ方への第一歩
少しずつ「ごっくん」と飲み込む動きがはじまり、唇や顎が食べる動作に関与しはじめる時期です。離乳食の初期段階では、舌で押し出したり、うまく飲み込めなかったりすることもありますが、発達の一環として見守ることが大切です。食後は柔らかいガーゼなどでお口をやさしくぬぐう習慣をつけましょう。
8ヵ月

前歯が生えるタイミングで
お口のケアをはじめよう
下の前歯が顔を出しはじめる頃です。舌の動きや唇の閉じる力も少しずつ育ってきます。食べる際のもぐもぐ動作がはじまり、食事の形状も少しずつ変化していきます。歯が生えはじめたら、ガーゼでのケアから、やわらかい歯ブラシへの移行も検討しましょう。歯みがきの第一歩として、やさしく触れることからはじめるのがポイントです。
11ヵ月

かじる・飲み込む・みがくはじめての
お口トレーニング
上の前歯も生えはじめ、食べ物をかじる動きが見られるようになります。口唇や舌の動きに加えて、顎の上下運動が活発になり、離乳食も中期から後期へと進みます。この時期は、むし歯予防のためにも保護者によるお口のケアが重要です。毎日の食後に、短時間でも歯みがき習慣をつけることを意識しましょう。
1歳

1歳の記念に、
お口の健診をはじめませんか
乳歯の本数が増えてきて、上手に噛む動きができるようになってきます。言葉や音への反応も出てきて、お口の役割が多様化する時期です。1歳のお誕生日前後で、かかりつけ歯科での初めての歯科健診を受けることをおすすめします。フッ素塗布やむし歯予防のためのアドバイスも、この時期からはじめられます。
2歳

おしゃべりが増える時期は
口まわりの動きが育つチャンス
上下の前歯がそろい、犬歯も生えはじめます。噛む・話す・飲み込むといった口腔機能が活発に働く時期ですが、指しゃぶりやお口ぽかんなどの癖が出やすい時期でもあります。毎日の歯みがきに加えて、口まわりの筋肉が正しく働くよう、遊びや声かけを通して良い習慣を育てていきましょう。
3歳

乳歯列が完成する今こそ
歯みがき習慣の見直しを
乳歯列がほぼ完成し、大人と同じような形で食べられるようになります。一方で、噛み癖や舌の動かし方にばらつきが見られやすく、口腔機能の評価が必要になることもあります。3歳児健診では、むし歯だけでなく噛み合わせやお口の使い方にも注目されます。歯科での定期的なケアを習慣にしていきましょう。
4歳

話し方や食べ方に注目したい、
お口の発達期
食事のスピードや飲み込みの癖、発音の違和感などがはっきり見えてくる時期です。口まわりの筋肉バランスや呼吸の仕方によって、将来の歯並びに影響が出ることもあります。お口ぽかん、鼻呼吸ができないといった症状がある場合は、口腔機能発達不全症の早期対応が必要になることもあります。
5歳

乳歯がそろう
今だからこそ気づけることがあります
乳歯列が安定し、噛む力や食事のリズムが整ってきます。舌の位置や口唇の動き、姿勢など、日常生活のなかでの小さな癖が歯並びや顎の発達に影響する時期です。定期的な歯科健診とともに、口腔筋機能や噛み合わせの確認を行い、必要に応じて小児矯正のご案内もはじまります。
6歳

永久歯が生える時期は、
歯並びの分かれ道
6歳臼歯が生えはじめ、永久歯列への移行がスタートします。歯の生え変わりにともなって、歯並びや顎のバランスの乱れが見られやすくなるため、定期的なチェックが欠かせません。この時期は矯正治療をはじめるかどうかを判断する大切なタイミングです。成長に合わせた専門的な診断をおすすめします。
お子さまの未来を守るために

年齢別のお口のケアでお子さまの
生涯の健康を支えましょう
お口の健康は、生まれてすぐの哺乳期から、歯が生えそろう学童期までに大きく変化します。毎日のケアはもちろん、年齢や発達段階に応じたサポートを受けることで、むし歯や歯並びのトラブルを未然に防ぐことが可能です。当院では、各年齢に合わせた丁寧な診察とアドバイスを行い、お子さまの健やかな成長をお手伝いしています。「少し気になるな」と感じたタイミングが、ケアを見直すチャンスです。気軽にご相談いただき、かかりつけの歯科医院としてご活用ください。